WKS-2

WKS-2R

Waseda

Kyotokagaku

Skin NO. 2 Refined


1.研究目的
2.WKS-2Rの概要


1.研究目的
近年,医療ミスなどが社会問題になりつつあります.医療ミスを減らすためには訓練が必要ですが,人間相手に医療行為を訓練目的で行うことはできません.そのため,様々なシミュレータが開発されています.しかし,現在販売されているシミュレータの多くは人間を模擬しただけのものであり,手技を行った後,何処が悪かったかなどの情報のフィードバックが無いため教育効果が多いとは言えません.

そこで,高西研究室では2005年より手術手技を定量的に評価できるシステムの開発を進めています.このシステムはセンサやPCを用いることで手術手技を定量的に評価することができるため,教育訓練効果の更なる向上,効率化が期待されます.

また,この研究は医学教育シミュレータおよびトレーニングモデルの製造と販売を手がけている株式会社京都科学との共同研究であり,研究成果の事業化についても積極的に取り組んでおります.

2.WKS-2Rの概要
2007年に開発した縫合手技定量評価システム WKS-2R(Waseda Kyotokagaku Skin No. 2 Refined) はセンサが埋め込まれた模擬皮膚とウェブカメラとPCから構成されます.


模擬皮膚部は㈱京都科学で既に販売されているフレームと模擬皮膚を加工したものを用いており,フレームの中にセンサシステムと回路を入れることで持ち運び性が向上されています.また,USBを用いているため多くのPCで使うことができ,電源も必要ありません.


トレーニングを効率よく行えるためにGUIもシンプルなものとなっております.訓練者が縫合を行っている間,皮膚の変形がリアルタイムでグラフに表示されます.また,手技中の動画も保存可能となっております.これにより皮膚にかかる力や手技が終わるまでにかかった時間などの情報を得ることができます.そして,これらの情報はPCに保存されるため,後で自分の学習状況を確認することができます.

このようなハードウェアとソフトウェアの改良により,より多くの場所での効率的な使用が可能となりました..


また,ウェブカメラを用いることで,手技が終わった後の縫合の仕上がりを評価するために,画像処理を用いて刺入点と刺出点の差,縫合間隔,傷口の開口面積等を定量的に求めることが可能となりました.これらのパラメータは医学書や医師の意見から決められております.下図は縫合が終わった後の傷口の例です.
刺入点と刺出点の差は糸の右端と左端と傷口の情報から得ることができます.
縫合間隔は糸の重心間の距離から求めることができます.
傷口の開口面積は傷口の色から傷口面積を求めることができます..


   a) 刺入点と刺出点,        b) 縫合間隔,        c) 傷口開口面積


WKS-2Rのデモムービー

Last Update: 2007-11-30
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