WB-3システムではIMU同士,PCとの通信や電源供給を有線で行っていましたが,WB-4システムのIMUではBluetoothモジュールとリチウムバッテリをIMUと組み合わせることで,IMU同士,PCとの通信を無線で行うことが可能となっています.WB-4のマザーボードのサイズは37x23x12[mm],重さ7[g]と非常に小型かつ軽量となっています(同じ特性で製品化されているものはIMUより10倍以上の大きさです). また,装置や器具にも全重量やバランスに作用させずに,簡単に取り付けることができます.
また,このIMUは3軸加速度センサ,3軸ジャイロスコープ,3軸地磁気センサと,これらのセンサからの計測値を処理するマイクロコントローラSTM32 Cortex(STMicroelectronics)から構成されており(IMU特性をTable. 1に示す),IMUから得たデータはBluetoothの無線モジュールによりPCへ送信されます.